ポットバンカーとは?
ポットバンカーとは、小さくて深く、丸いバンカーでポットのような形をしていることからポットバンカーと呼ばれるようになったそうです。
全英オープンが開催されるリンクスコースに良く見られるバンカーで場所によっては、深くてグリーンの位置すら見えないようなものもあり、プロゴルファーでも脱出が難しいバンカーの1つとして有名です。
元々は、羊が風よけとして利用していたとか。
イメージ的には「たこつぼ」。
たこつぼのように丸くて深い難しいバンカーですね。
中島常幸が脱出するのに4打費やしたポットバンカー
最も有名なポットバンカーの1つと呼ばれているのが、ゴルフの聖地「セント&リュース」の17番のポットバンカーですね。
1978年の全英オープンで日本で最も有名なレジェンドゴルファーの一人中島常幸が、17番のポットバンカーにつかまり、脱出するのに4打かかっという・・伝説のバンカーです。
中島プロの愛称である『トミー』から「トミーズバンカー」という愛称がつけられたとか。
日本のゴルフ場にポットバンカーがない理由
私の調べた範囲では、日本のゴルフ場でポットバンカーがあるコースはないような気がします。
おそらく、日本のゴルフ場にポットバンカーがない理由は、「日本の気候では維持管理が難しい」という点が大きな理由かなと感じます。
海外の水はけが良い、リンクスコースと違い、高温多湿で雨量が多い日本のゴルフ場はバンカーに水が溜まりやすいという特徴があります。
ポットバンカーのような深くて小さいバンカーだと、水が溜まりやすいのは容易に想像できます。
水が溜まれば、ハザードとなり水を抜く作業には大変な労力がかかることが想定され、そうなると、ただでさえ維持管理に手間がかかるのに、人で不足のゴルフ場にとってはできるだけそのような手間は避けたいというのが本音でしょう。
また、プロでさえ脱出が難しいポットバンカーに初心者ゴルファーがボールを入れてしまえば、何回打っても出ない・・というようなことが想定され、ゴルフ場のプレー進行は遅くなるのではないかと思います。
このような理由から日本のゴルフ場においては、ポットバンカーを採用しにくいという事情が存在するような気がします。
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