雨の日はバンカーに入れないコースマネジメントを
雨の日のゴルフは嫌ですよね。
できれば、中止にしたいと思っていてもコンペだったり、予定が崩せない場合はやむを得ず、ゴルフを続行しますし、せっかく楽しみにしていたので多少の雨であればやろうとする人もいることでしょう。
雨の日のゴルフは、難しいです。
グリップが滑ったり、ボールは飛ばないですし、通常のゴルフとは違った状況になるので、プレーをするにあたり、それなりの工夫が必要となります。
バンカーも同じで、雨の日のバンカーと晴れの日のバンカーは違った顔を見せます。
大きな違いとしては、「雨に濡れた砂は重くなる」という点があります。
雨の日のバンカーショットは難しいので、雨の日のゴルフにおいては、「できるだけバンカーに入れないコースマネジメント」を心がけましょう。
雨の日のバンカーショットの打ち方
さて、雨の日のバンカーショット。
つまり、雨に濡れて砂が重い場合、どのように打つのかという点ですが、砂が濡れて重くなると、以下のような特徴が出てきます。
1.砂が重くなる
砂が重くなるとどうなるかという点についてですが、砂が重くなると抵抗が強くなります。
つまり、いつもよりも砂の抵抗が強くなるので、ボールが飛びにくいという状況になります。
2.砂が固くなる
バンカーショットは、バウンスを使って打つのが基本ですが、雨に濡れて砂が固くなると、バウンスが砂に弾かれます。
上記をまとめると、雨の日のバンカーショットは、「抵抗が強く、バウンスが弾かれやすい」という状況となります。
つまり、砂の抵抗や硬さに負けないヘッドスピードが必要ですが、強く打たなければならないという意識が強いと手ヘッドスピードを上げようとしてしまう傾向があります。
手でヘッドスピードを上げようとすると逆に砂に弾かれて、ホームランなどのミスがでやすいです。
これは、バンカーショット以外にも言えることですが、ヘッドスピードを上げようと思った時こそ、「大きくゆっくり振る」という点を意識する必要があります。
具体的に言えば、クラブは長めに持って下半身リードでゆったりとスイングするというイメージ。
もう少し言えば、砂の抵抗をできるだけ少なくするため、クラブをボールに対して鋭角に入れたいので、普段よりも早めにコックを入れていくイメージを持ちましょう。
普段のバンカーショットでは、フェイスを開いている人も閉じる必要こそありませんが、スクウェアに構えてできるだけバウンスを使わないようなイメージを持つことも大事ですね。
ローバウンスのサンドウェッジがあればベストですかね。
雨の日のバンカー 水たまりがあったらどうする?
「バンカーの中の水たまりにボールがある・・」
雨の日のゴルフではこのような状況になることもあります。
ゴルフのルールでは、このような場合、もちろん、救済を受けることができます。
1.罰なしで救済
ゴルフ規則では、「完全な救済のニアレスポイント」を決定し、1クラブレングス以内でホールに近づかず、障害が避けられるそのバンカー内にドロップすると書いてあります。
完全な救済のニアレスポイントとは、簡単に言えばスイングをするのに障害がなくなる場所ですから、簡単に言えば水たまりがなくなった場所ですね。
大事なのは、ホールに近づかずに、水たまりを避けることができるバンカー内を見つけて、そこから1クラブレングス以内のバンカー内にドロップすることができるということですね。
場合によっては、このような完全な救済のニアレスポイントがバンカー内にない場合もあります。
例えば、バンカー内が水で満たされて池のような状況になっている場合などですね。
このような状況ではバンカー内がすべて水たまりなので、救済箇所がないです。
不条理ですが、このような状況では無罰の救済は受けられないということになるようです。
2.1打罰でバンカーの外にドロップできる(新ルール)
ピンとボールを結ぶ線上で ピンに近づかない バンカー外の任意のポイントを救済の基点にして その救済エリア内にボールをドロップしてプレーすることができます。
1打罰は払わなければなりませんが、雨の日で水たまりができているような状態では、バンカー内の水たまりがない場所に無罰でドロップしても状況が悪いことが想定されますから、このような選択肢を選ぶことも1つのコースマネジメントですね。
ボール拭きを忘れずに持っておく
雨の日のバンカーショットは、上手く打てたとしてもボールが泥だらけになる可能性大です。
そして、雨の日のグリーンは重く、転がりが悪いので必ず、ボール拭きを持って、パッティングする時にボールを拭くようにしましょう。
まとめ
雨の日のバンカーショットのポイントを紹介しました。
雨の日のバンカーは難しいのでできるだけ避ける
雨の日のバンカーショットは砂が重く、硬いので打ち方を工夫する
水たまりは救済を受ける
ボール拭きを忘れずに持っていく
このような点がポイントとなります。
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