バンカーショットはパワーではない
アマチュアゴルファー、特に初心者ゴルファーは、バンカーショットを勘違いしている部分があります。
エクスプロ―ジョンショットは砂の爆発でボールを飛ばすショットですから、簡単に言えば「わざとダフらせる」ショットであり、わざとダフらせれば当然ですが、砂の抵抗を強く受けます。
となると、ゴルフ初心者ほど「砂の抵抗に負けないショット」を打つことに意識が集中してしまい、強く打たなければならないということで力んでパワーでバンカーショットを打とうとしてしまうんですね。
バンカーショットにパワーはそれほど必要ではありません。
力のあるアマチュア男性ゴルファーがバンカーから上手く脱出できないのに対して、アマチュア男性ゴルファーより明らかに力のない女性プロゴルファーは簡単にバンカーから脱出していますからね。
女子プロゴルファーのバンカーショットを見習う
女子プロゴルファーのバンカーショットは、男子プロゴルファーに比べて砂を薄くとるという傾向があります。
砂の抵抗に負けないようにインパクトで強く振るのではなく、大きなスイングで軽く振るというイメージですね。
砂を薄くとるためにはやはりバウンスを上手く使うことが大事ですね。
古関美保は、「バンカーショットというと、ダフらせなければならないと思っている人が多いが、ダフらせるというよりは、バウンスが先に砂に当たるというイメージで打つ」と言っていて、そのためにはバウンスを上手く使うことができるようにクラブフェイスをしっかりと開くことが大切であると言っています。
砂の抵抗に負けないように強く打つのではなく、しっかりとクラブフェイスを開いてバウンスを上手く使うことで薄く砂がとれるので砂の抵抗が少なくなる、砂の抵抗が少なくなれば、それほど強く打たなくてもバンカーから脱出することができるということですね。
バンカーが上手い女子プロゴルファー
バンカーが上手いかどうかを確認するための1つの基準として、サンドセーブ率があります。
サンドセーブ率とは、ガードバンカーに入ってから2打かそれより少ない打数でカップインする確率です。
2021年10月時点の女子プロゴルファーのサンドセーブ率を見てみると、
1位 申ジエ サンドセーブ率 57.69
2位 新垣比奈 サンドセーブ率 56.70
3位 大山志保 サンドセーブ率 56.41
このような結果となっています。参照URL https://www.lpga.or.jp/stats/2020-21/lpga/sandsave
個人的にはさすが申ジエ。
通常のバンカーショットの他に、多くの技を持っている女子プロゴルファーだと思います。
バンカーショットが苦手な人は、申ジエのバンカーショットを見て参考にすると良いでしょう!
まとめ
アマチュアゴルファー、初心者ゴルファーがバンカーから脱出できない理由は、「砂の抵抗に負けないように強く振る」というイメージが強いからであると思います。
バンカーから脱出したければ、女子プロゴルファーのような「砂を薄くとるバンカーショット」を参考にすべきですね。
砂を薄くとるためには、バウンスを上手く使うことが大事で、そのためにはクラブフェイスをしっかりと開くことが大事です。
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