グリーン奥のバンカーは、ゴルフのショットの中でも最も難しいショットですね。
グリーン奥のバンカーに入ってしまった場合には、初心者ゴルファーであれば、トリプルボギーは覚悟しなければならない場面です。
初心者ゴルファーが100切りするためには、パーやバーディーをとることよりも、「1ホールで大叩きしないこと」が大切ですから、グリーン奥のバンカーからいかに少ない打数でホールアウトできるかが大事になってきます。
グリーン奥のバンカーが難しい理由
グリーン奥のバンカーが難しい理由としては、日本のゴルフ場の多くは受けグリーンになっていますから、手前から上り傾斜になっています。
ということは、奥からは下り傾斜になっていて、奥から速いのでかなりのプレッシャーになります。
となると、カップに寄せるためには転がしのアプローチを選択すればボールの落としどころはかなり狭くなりますし、グリーン奥のバンカーからのショットでは、ライが左足下がりになることが多く、左足下がりのライからボールを上げるのはかなりのテクニックが必要になってきます。
このような理由から「グリーン奥からのバンカーショット」は、ゴルフのショットの中でもかなり難しいショットとなり、多くのアマチュアゴルファーが大叩きするきっかけとなります。
ですから、大叩きしないためには、グリーン奥のバンカーには入れないようにコースマネジメントをするのが鉄則となりますが、そこはアマチュアゴルファーですから、どうしてもグリーン奥のバンカーに入ってしまうこともあるのが現実です。
そのような場合に、いかに大叩きしないかを考えることができるようになると、ゴルフが上手くなります。
グリーン奥のバンカーは転がすイメージで
では、技術のないアマチュアゴルファーがグリーン奥から大叩きしないために大事なことは、カップに寄せることを考えるのではなく、「何とかして残り3打で上がるか」を考えることが重要です。
具体的な目標としては、何とかグリーンに乗せて2パットで上がることを考えれば良いのです。
技術力のないアマチュアゴルファーがグリーン奥のバンカーに入れてしまった場合には、「バンカーショットからグリーンオンして2パットでホールアウトする」ということがベストであるという気持でプレーしましょう。
このように考えると、選択すべきショットは、上げるロブショットではなく、転がすランニングアプローチ。
下りのアプローチですが、上げるバンカーショットよりは、転がした方がリスクを回避できます。
グリーン奥のバンカーでありがちな「左足下がりのライ」からエクスプロ―ジョンショットでボールを高く上げようとすれば、トップして大きくグリーンオーバー、ダフリすぎてバンカーから出ないなどのミスが想定されますよね。
グリーン奥のバンカーはアゴが低いことが多いのでボールを高く上げる必要はありません。
グリーン奥のバンカーショットは、以下のように打ちましょう。
① ボールは真ん中に置く
② スタンスは肩幅程度でスタンスする
③ クラブフェイスは開かず、スクウェアに構える
④ インパクトが緩まないように通常よりも厚く砂をとるイメージでショットする
⑤ ボールの落としどころはカップの位置にもよるが、最悪カラーに落ちれば良いというイメージ
⑥ フィニッシュは取らない(打って終わるイメージ)
このような形で打つと、転がしのアプローチではありますが、意外とスピンがかかるので、結果的にはカップに寄ることもあります。
グリーン奥のバンカーはパターで打つのもあり
グリーン奥のバンカーショットに自信がなければ、「パターで打つ」という選択肢もアリです。
ただし、アゴの低いバンカー限定ですが。
ポイントは、カップまで届くように打つことですね。
ショートすると、下りのパットが残りますからね。
まとめ
グリーン奥からのバンカーショットのポイントをまとめると、
グリーンに乗せて2パットで上がることができれば最高という意識を持つ
転がしのアプローチを選択する
この2点に気をつければ、最低でも「最悪の事態」は回避できるはずです。
ぜひ、参考にしてみて下さい。
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