バンカーから脱出できない理由と対策

アマチュアゴルファーがスコアを崩す理由の1つに「バンカーから脱出できない」ということがあります。

バンカーから脱出できないと、バンカー内で何打も打つ可能性が高く、スコアを崩す原因となります。

ちなみに私バンカーで6打打っても出なくて、最終的にギブアップした経験もあります・・

上手い人はバンカーから寄せてきますし、アベレージゴルファーは少なくともバンカーから脱出します。

つまり、ゴルフのスコアを良くするためにはバンカーの攻略が不可欠です。

ということで今回は、「バンカーから脱出できない原因と対策」について解説したいと思います。

バンカーは1発で脱出したい

バンカーショットで一番やってはいけないことは、バンカーから脱出できないことです。

アマチュアゴルファーは最低でもバンカーから脱出することが大事ですし、初心者ゴルファーならバンカーから脱出できればOKという気持でも良いくらいです。

なぜならば、バンカーから脱出できないと、ボールは再度自分がショットをした場所に戻ってきます。

バンカーショットの基本はエクスプロ―ジョンショットであり、わざとダフらせるショットです。

ということは、ほとんどの場合、バンカーショットを打ったあとは、周辺が凸凹になっています。

となれば、戻ってきたボールはライが悪い所で止まり、2回目のバンカーショットは非常に難しいライからのバンカーショットとなります。

タダでさえ難しいバンカーショット、ライが悪ければさらに難しくなるのは当然で、ライが悪い状態からのバンカーショットはプロゴルファーでも難しい場面となります。

つまり、1回目のバンカーショットで脱出できなかった場合、2回目のバンカーショットは「1回目より難しいバンカーショット」となる可能性が高く、となれば、バンカーから脱出できる可能性は低くなりますよね。

また、1回目でバンカーショットから脱出できなかった場合には精神的にもプレッシャーがかかるので緊張で体が固まってしまうことも多く、このようなメンタル的な難しさもあります。

このような理由から2回目のバンカーショットは難しくなる可能性が高く、だからこそ1回目でバンカーから脱出することが重要となります。

バンカーショットの基本は、オープンスタンスでアドレスしてクラブフェイスを開いてアウトサイドイン軌道でスイングすることです。

これは、基本として間違いではないのですが、いつもと違うスイングとなってしまうので再現性が低いです。

バンカーショットが苦手な人は、「バンカーショットを特別なショット」と捉えてしまっている人が多いですね。

極端にオープンフェイスにすればミスヒットは多くなりますし、極端にオープンスタンスになればスイング軌道のイメージがしにくくなります。

こちらもバンカーショットが苦手な人に多いパターンですね。

どうしても「ボールを上げようとする意識」が強く働いて、スイングがアッパー軌道の所謂すくい打ちになっている人はアゴが上がってしまうことでミスヒットが多くなります。

バンカーショットは手首を柔らかく使うことが大事ですね。

手首(コック)をバックスイングの始動から入れることで鋭角にインパクトを迎えることができるので、ボールが上がりやすくなります。

トンカチで釘を打つようなイメージでインパクトすると砂を爆発しやすくなります。

バンカーショットが上手くできない人は、一度オープンスタンスをやめてスクウェアに構えてみてはどうかと思います。

大事なのは、２㎝手前からクラブを入れて砂の爆発でボールを飛ばすことで無理にオープンスタンスにする必要はありません。

すくい打ちになっている人は左足体重でスタンスしてみてはいかがでしょうか。

左足体重(左足７：右足３)くらいのスタンスをとることでスイング軌道もブレにくいですし、すくい打ちの防止になります。

手首を積極的に使ってみてはいかがでしょうか。

ポイントはバックスイング時に上にコックを入れるイメージですね。

始動からコックを作って、インパクト時にコックを開放することでスイングスピードが速くなりますからしっかりと砂の爆発を利用することができます。

初心者ゴルファーにとってバンカーショットはスコアを落とす大きな要因です。

そして、１回で脱出できないと２回目はさらに難しくなるのがバンカーショットの難しさですね。

泥沼にはまる前にまずは、一発でバンカーから脱出することを目標にしてみてはいかがでしょうか。